英語教材でプログラミングを学ぶときの工夫

IT業界は変化や進歩が非常に早く、
すべての技術に関する学習教材が日本語で提供されているわけではありません。
特に、最新技術やマイナーな分野の課題に関しては、
英語の教材は充実しているものの、
日本語の教材は十分に揃っていないことが多々あります。
実際に、私が学習を進めている 「Happiness Chain」 のカリキュラムの中にも、
英語の教材が含まれています。
しかし、現在の私は、多少の英語は理解できるものの、
英語の教材をスムーズに活用できるレベルには至っていません。
また、プログラミング学習自体が大変なため、
現段階では英語学習に十分な時間や気力を投下する余裕がないのが現実です。
そんな状況の中でも、比較的スムーズに英語教材で学ぶための工夫について考えてみたいと思います。
テキスト教材の活用方法
例えば、Next.js の最新チュートリアルでは、
App Router や Suspense などの新機能を学ぶことができます。
このような英語のテキスト教材をスムーズに理解するために、以下のツールが便利です。
Chromeの翻訳機能を活用する
Chromeブラウザでサイトを開くと、アドレスバーの星マークの横に「翻訳」ボタンが表示されます。
これをクリックすることで、ページ全体を日本語に自動翻訳することができます。
DeepLを使った部分翻訳
「DeepL」という翻訳ツールをChromeの拡張機能としてインストールすることで、選択した部分のみを翻訳できます。
- 無料版: 選択した部分のみ翻訳可能
- 有料版: 長文の翻訳が可能で、より高品質な翻訳を得られる
AIツールを活用する
ChatGPT や他のAIツールを使って、テキストを渡してて翻訳してもらうのも効果的です。
文脈を考慮した翻訳が得られ、より正確な理解につながります。
動画教材の活用方法
英語の動画教材は、YouTube や Udemy などで豊富に提供されています。
これらのプラットフォームでは、次の方法で日本語字幕を表示することができます。
YouTube・Udemyの公式字幕機能
現在、YouTube や Udemy では、公式の日本語字幕機能が提供されています。
設定から字幕を有効にすることで、動画の内容を理解しやすくなります。
Video CC Translator(拡張機能)
Chrome の拡張機能「Video CC Translator」を使用すると、
字幕の自動翻訳が可能になり、よりスムーズに学習できます。
字幕が表示されない動画の対処法
ここからが本題です。
独自プラットフォームの動画や、Youtubeで字幕を許可されてない教材があります。
そのような場合でも、英語教材を理解するための工夫が可能です。
最近は技術の進歩が早いので、これに対処するツールも出てきました。
仕組みとしては、マイクでブラウザから音を拾う、瞬時に字幕をつけ、
翻訳したものを表示する、といったタイプのツールです。
このタイプのツールなら、動画コンテンツから字幕を生成することができます。
私は、Speech Translatorというツールを導入してみて、
学習できそうと思いました。
試してみる価値はあります。
コードやエラーは世界共通
プログラミングのコードやエラーメッセージは世界共通の言語です。
そのため、動画の内容を理解できなくても、次の方法で補完できます。
- コードを実際に手を動かして書いてみる
- AIツールにコードの解説を依頼する
- 返ってきたエラーメッセージを調査し、問題解決を通じて学習を深める
これらの方法により、言語の壁を超えてスキルを習得することが可能です。
英語教材に挑戦することは成長の証
初心者向けの課題では、たいてい日本語の教材で学ぶことができます。
しかし、より高度な内容に進むにつれて、英語の教材に触れる機会が増えます。
英語教材を使わなければならない状況は、自分が成長した証です。
英語だからといって諦めるのではなく、
これまで積み上げたプログラミングの力を信じて学習を進めましょう。
実際に取り組んでみると、「すでに知っていること」が多いことに気づき、
意外とスムーズに学習が進むこともあります。